新学習指導要領で求められているコミュニケーション能力を育成するためには、「読む」「書く」「話す」「聞く」の四技能の活動をバラバラに行うのではなく、統合的に指導する必要があります。今回の作品では、四人の先生方に、定着から表現、そして発信までのプロセスをご紹介いただきました。
表現活動は十分なインプットがあって初めて成り立つものです。ここでは、まず工夫された様々な活動で教科書の内容を反復し、基礎の定着を図ります。
そして教科書の内容理解から一歩進み、自分たちの意見を話し合ったり書くことで、コミュニケーション能力を身に付けていきます。是非、この作品をご覧いただき、日々の指導にご活用ください。
ここでは、1コマ10分程度で行える「帯活動」という形で、四技能統合型の授業づくりをご紹介します。基本的な構文・語彙の習得定着が求められるのと同時に、比較的英語が堪能な生徒も楽しめるように工夫された活動です。
■IQサプリ “Who am I?”クイズ
◎一人称バージョン
◎Dictation
2002年に始まった文科省のSELHi(セルハイ、Super English Language High School)事業では、既に全国の国公私立高校約150校が参加し、高校の英語教育改革のために様々な試みを行っています。
この作品シリーズ、「SELHi(セルハイ)に見る授業改善の工夫」は、こうしたセルハイにおける工夫を目で見られるようにして、全国の高校の授業改善に役立てていただくことを目指して作られたものです。
今回の第一弾では、英語・の指導に焦点をあて、この科目の授業手順のパターン化を目指す取り組みを行っている3つの高校の実践を紹介していくものです。
是非ともご参考にしていただき、日々の授業改善にお役立ていただければと思っております。
●イントロダクション