文部科学省は2023年10月、不登校の小中学生が22年度に約29万9000人となり、10年連続で増加して過去最多となったことを明らかにしました。高校(全日制・定時制)の不登校生徒数は6万575人と、2年連続で増加となっています。さらに専門機関とつながっていない子どもが11万人以上に上るなど、不登校支援は依然として学校や自治体が最優先で取り組むべき喫緊の課題となっています。
登校できなくなる前の子どもたちには、腹痛・頭痛・睡眠障害・起床困難などの何らかの身体症状がみられたものと思われます。それでも不登校に至った背景には、誰にも気づかれず、介入されず、放置されたといったケースもみられます。
小児科・小児アレルギー科医である土生川先生は、2018年から「不登校予防的支援 思春期のこころの学校健診」を実施されています。土生川先生が提唱されているのは「身体的不調を早期発見し、介入する学校健診」です。教員に向けての講演などでも、広く発信していらっしゃいます。
学校の中で、子どもたちの身体的不調をいち早く気づかれる養護教諭のみなさまに、「こころの学校健診」についてのお話を、聞いていただきたいと思います。
■講師:土生川 千珠( 国立病院機構 南和歌山医療センター 小児科・小児アレルギー科 医長)